大雪山は台湾中部の山域です。標高差が大きく、固有種が集中して見られます。低標高の林道から高山帯まで、1日のうちに複数の標高帯を回れるのが特徴です。
大雪山に入ったと感じるのは、林道に入った瞬間です。
早朝の林道は、涼しくて静かです。鳥の声が途切れずに続くこともあれば、まったく何も出ない時間もあります。こればかりは、その日その時間の運です。
お客様がいちばん驚かれるのは、車でここまで来られることです。標高の高い場所の鳥を見るのに、登山をする必要がありません。車を停めて、林道を数百メートルから1キロほど歩く。それが基本の形です。
大雪山でよく記録される鳥を、多い順に並べてみます。右は、その鳥が日本鳥類目録(第8版)に載っているかです。
| 順 | 和名 | 日本鳥類目録(第8版) |
|---|---|---|
| 1 | カンムリチメドリ 🔸 | 載っていない |
| 2 | ミミジロチメドリ 🔸 | 載っていない |
| 3 | コシジロムシクイ | 載っていない |
| 4 | メジロチメドリ 🔸 | 載っていない |
| 5 | キバラシジュウカラ | 載っていない |
| 6 | ヤブドリ 🔸 | 載っていない |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 15 | タイワンオナガ | 載っていない |
| 16 | ハシブトガラス | 載っている |
🔸=台湾固有種(上位15種のうち8種)
上から15種目まで、日本鳥類目録に載っている鳥は1種も出てきません。 16番目にようやく、ハシブトガラスが現れます。
これが大雪山という場所です。日本の図鑑を持っていっても、ほとんど使えません。
固有種を目的にするなら、台湾でもっとも効率の良い場所のひとつです。
このほかミカドキジ、タイワンマシコ、タイワンウソ、タイワンコバネヒタキなど10種にも記録がありますが、いずれも ★☆☆ で、狙って会えるものではありません。
この星は「大雪山で会えるか」で付けています。台湾全体での多い少ないとは別です。 たとえばクロガシラは台湾では普通の鳥ですが、分布が東部・南部に偏っていて大雪山ではまず出ません。逆にサンケイは台湾全体では数が少ないほうですが、大雪山は有数の場所です。
★☆☆ の種は、条件が揃わないと姿を見せません。確約はできませんが、出やすい時間帯と場所を押さえてご案内します。
大雪山でよく見られる鳥は、そのほとんどが留鳥です。 渡りを待つ必要がないので、時期を選ばずに楽しめるのがこの場所の良いところです。
強いて言えば春(3〜5月)はさえずりが活発で見つけやすくなりますが、「この時期でなければ会えない」という固有種は大雪山にはいません。
台北から車で片道4〜5時間ほどかかります。高速道路を降りてからの山道が長く、地図上の距離から想像するより時間が必要です。
日帰りも可能ですが、往復で8〜10時間を移動に使うことになります。朝夕の時間帯を確保したい場合は、宿泊を含むコースをお勧めします。
| コース | 2名参加時の料金(お一人あたり) | 内容 |
|---|---|---|
| 大雪山 1泊2日 | NT$45,050 | 標高差のある森に1泊。朝夕の時間帯を確保します |
※ 上記は2名でご参加の場合のお一人あたりの料金です。3名以上は1人あたりの料金が下がります。
※ 宿泊をともなうコース(大雪山・金門島)は平日料金が基準です。土日祝・連休・繁忙期・特別日は別途お見積りとなります。
※ 表示料金の適用期限は2027年12月31日です。
固有種を目的にされるなら、宿泊を含むコースをお勧めします。 早朝と夕方は鳥の動きが活発になりますが、日帰りではこの時間帯を取りにくいためです。
料金にはガイド料・車両・食事・(宿泊コースは)宿泊が含まれます。